連携プラットフォームとして注目を集めているHULFT Square。HULFT SquareとGMOサインなど、さまざまなサービスを連携させたいと考えている方も多いかと思います。しかし、システムについては、分からず不安という方も多いのではないでしょうか。
そこで、当記事では、HULFT Squareの概要やGMOサインと連携してできることを詳しく解説します。GMOサインと連携することで得られるメリットや連携するための事前準備についても詳しくご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
HULFT Squareとは?
HULFT Squareは、株式会社セゾン情報システムズが提供する、システムとデータを連携するためのプラットフォームサービスです。日本発のクラウド型データ連携プラットフォーム(iPaaS)でもあります。クラウドサービスはもちろんオンプレミスサービスともセキュアに連携することができる点が特徴で、安心して活用できる点が魅力です。また、サービスを連携することで、作業を自動化できる点も注目されています。
HULFT Squareを活用することで、それぞれ管理していた作業データを一元化することが可能です。全てのデータをクラウドに格納して管理するので、データは可視化されます。結果、データをビジネスにより活用できる点もHULFT Squareの魅力です。
HULFT Squareと連携できるサービス
HULFT Squareと連携できるサービスはさまざま ですが、その中でも特におすすめのサービスが、経費精算システム、会計・財務システム、ERPシステムの3種類です。具体的なサービスについて、それぞれ紹介します。
経費精算システム
交通費など経費を精算するシステムもHULFT Squareと連携することが可能です。経費精算システムとしては、下記2点などがあります。
・コンカー
・楽楽精算
会計・財務システム
会計・財務システムを活用している企業は多いですが、こちらも連携することができます。連携できるシステムには下記3点があります。
・マネーフォワード
・freee
・MJS
ERPシステム
企業内のさまざまな業務を一元管理できるERPシステムを導入する企業も増えています。連携できるERPシステムシステムは、下記3点などです。
・SAP
・OBIC7
・Smile
GMOサインとは?
電子印鑑GMOサインとは、ITインフラ事業を長年にわたって展開しているGMOグローバルサイン・ホールディングスが提供している電子契約サービスです。従来、紙と印鑑で契約を締結していましたが、GMOサインであれば、Web上で全ての作業が完結できます。2022年1月に改正された電子帳簿保存法へも対応しており、東京都や横須賀市など地方自治体への導入実績もあります。
GMOサインに搭載されている機能の中でも下記5点は特に注目されています。
・手書きサインを含む署名機能
・封筒での複数文書の一括送信機能
・電子帳簿保存法対応の文書検索機能
・信頼性の高い二要素認証
・外部サービスと連携可能なワークフロー
充実した機能面だけでなく、業務効率化やコスト削減など導入するメリットが多い点も魅力です。
HULFT SquareとGMOサインを連携してできること
GMOサインとHULFT Squareを連携することで、主に下記2点ができるようになります。
・外部サービスとの連携
・作業の自動化
この章では、それぞれについて詳しく紹介します。
外部サービスとの連携
HULFT Squareと連携すると、外部サービスとの連携がスムーズに行えるようになります。
HULFT Squareと連携しない場合、社内のワークフローシステムと電子契約のシステムを個別に操作しなければいけません。HULFT Squareと連携することで、ワークフローシステムで承認された未署名の契約書を電子契約のシステムに連携。電子署名が完了すると管理台帳へ必要な項目やステータスを転記するといった自動化を実現することも可能です。HULFT Squareを活用することで、安全で効率的な業務推進を実現することが可能です。
自動化処理
HULFT Squareを利用することで、手作業で行っていた作業を自動化することも可能です。
HULFT Squareと連携していないと、電子契約締結後、契約書を文書管理システムに保管する作業は、手動で行わなければならないため、ヒューマンエラーや作業の属人化につながります。しかし、HULFT Squareと連携した場合、手動で行われてきた作業の多くを自動化できます。作業効率を向上させられるだけでなく、 ヒューマンエラーによるミスを防ぐことが可能です。
HULFT SquareとGMOサインを連携するメリット
HULFT SquareとGMOサインを連携するメリットは大きく分けて下記の3点です。
ここでは、それぞれについて詳しく解説します。
業務効率向上
HULFT SquareとGMOサインを連携する最大のメリットは、業務の効率化を図れるという点です。作業時間を大幅に短縮できるため、本来の業務に使う時間を増やすことができます。
ヒューマンエラーの防止
各サービス・システムを連携することで自動化し、ヒューマンエラーの防止につながります。手作業は、どうしてもヒューマンエラーが起こりがちです。たとえば、電子契約を案内するメールを送り忘れてしまうようなミスを防ぎ、安全で迅速な作業につなげることができます。
属人化解消
作業の属人化を解消できる点もメリットです。手作業の場合、特定の法務担当者が一連の作業を行うため、作業が属人化しがちです。ですが、HULFT Squareとの連携により、自動化を行うことで作業の属人化解消につながります。
HULFT SquareとGMOサインを連携するための事前準備
HULFT SquareとGMOサインを連携するための事前準備として、下記2点が挙げられます。
それぞれについて、詳しく解説し、解決方法も紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
予算を確保する必要がある
HULFT SquareとGMOサインの連携によるためには、費用が発生します。GMOサインには、無料のお試しフリープランもありますが、HULFT Squareと連携するためには、有料の契約印&実印プラン でなければいけません。また、API連携オプションの契約も必要となります。
非常に高額な追加費用を想像されたかもしれません。しかし、かかる費用は、月間合計18,800円(税抜)です。業務効率化やヒューマンエラーを防げる点を踏まえると、決して高すぎるとはいえない追加費用ではないでしょうか。
費用対効果を算出し、早めに社内承認を取るなど準備をすすめましょう。
連携の事前準備
HULFT SquareとGMOサインを連携するためには、事前準備が必要です。
ただ、一度接続してしまえば、それ以降の手続きなどは不要ですので安心してください。事前準備の手順については、次の章で詳しく解説しています。
連携の事前準備
HULFT Squareと各種サービスを連携するためには、事前準備が必要です。下記の3ステップの手続きで登録できます。
HULFT Squareのアカウント登録後は、下記のステップのみとなります。
ここでは、HULFT SquareとGMOサインを連携する手続きを例としてご紹介します。GMOサイン以外の詳細な手続きについては、各社のサービスをチェックしてください。
①HULFT Squareのアカウント登録
HULFT Squareを利用するためには、サービスの申込手続きが必要です。
以下よりお問い合わせください。
②GMOサインのアカウント登録
HULFT SquareとGMOサインを連携するためには、GMOサインのアカウントも登録してください。
③HULFT Squareで接続設定を行う
GMOサインのアカウント登録が完了すると、接続情報を取得できます。
詳細については、下記のブログ記事をご参照ください。
まとめ
当記事では、HULFT Squareとの連携について解説しました。連携するとできることや連携できるサービス、連携する際のメリットについても詳しくご紹介しました。HULFT Squareとの連携を検討する際に、ぜひ参考にしてみてください。
HULFT Squareには、色々なサービスを連携することができます。その中でも契約手続きで、よく使われる電子契約サービス・GMOサインは特におすすめです。電子契約は取り扱いに注意したい作業が多い中、HULFTsquareと連携することで属人化、人的ミスを防ぐことができます。