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本記事は、2024年11月時点の情報に基づき作成しています。
住宅ローンを検討している方の中には、ソニー銀行を利用したいと考えている方もいるのではないでしょうか。ただ、ソニー銀行の住宅ローンを利用した人の口コミには、「後悔している」という内容のものも見受けられます。
住宅ローンは銀行によって金利も違えばサービス内容もさまざまです。
人によって合う合わないがあり、住宅ローンを決める際には、メリットやデメリットをよく把握しておくことが大切です。本記事ではソニー銀行の住宅ローンについて紹介し、どのような人に向いているのか解説していきます。
ソニー銀行の住宅ローンには、適用される金利により次の3種類があります。
変動セレクト住宅ローンは、市場金利の動向により適用される金利が変動するタイプの住宅ローンです。市場金利が低いうちは負担が小さく抑えられますが、市場金利の上昇に伴って金利の負担が大きくなります。全て変動金利にするのではなく、一部の期間だけ固定金利にすることも可能です。
固定セレクト住宅ローンは、10年、15年、20年の期間で一定の金利のまま利用できる住宅ローンです。変動して高くなるリスクがない分だけ、やや高めの金利に設定されています。
住宅ローンの方は変動金利と固定金利の両方のサービスがあります。しかし、いずれも変動セレクト住宅ローンと固定セレクト住宅ローンの金利より高めです。その代わりに、手数料が一律44,000円とかなり安い金額に設定されています。
[ソニー銀行の住宅ローン] 今月の適用金利
新規購入
スクロールできます
金利タイプ 固定期間 変動セレクト住宅ローン 固定セレクト住宅ローン
(新規お借り入れ時)住宅ローン 変動金利 0.647% 1.007% 固定金利 2年 1.430% 1.330% 3年 1.483% 1.383% 5年 1.589% 1.489% 7年 1.696% 1.596% 10年 1.819% 1.419% 1.719% 15年 2.152% 1.752% 2.052% 20年 2.368% 1.968% 2.268% 20年超 2.677% 2.577% ※ 物件の購入価格を超えてお借り入れの場合は金利が0.05%(年利)上乗せになります。
借り入れ
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金利タイプ 固定期間 変動セレクト住宅ローン 固定セレクト住宅ローン
(新規お借り入れ時)住宅ローン 変動金利 0.647% 1.007% 固定金利 2年 1.430% 1.330% 3年 1.483% 1.383% 5年 1.589% 1.489% 7年 1.696% 1.596% 10年 1.819% 1.419% 1.719% 15年 2.152% 1.752% 2.052% 20年 2.368% 1.968% 2.268% 20年超 2.677% 2.577% 引用元:住宅ローン|金利一覧|ソニー銀行(ネット銀行)
- 金利は、年利表示です。
- お借り入れ金利は、お申し込み時ではなく実際にお借り入れいただく日の適用金利となりますので、表示の金利と異なる場合があります。
- 金利上乗せ型の団体信用生命保険を付保される場合、上記金利に上乗せした金利が適用金利となります。
- 固定金利期間20年超(全期間)は、お借り入れ残存期間が20年超(残存返済回数241回以上)でのご選択となり、最終の約定返済日(全期間)まで適用金利が変わりません。
- 変動セレクト住宅ローンをご利用の場合、新規お借り入れ時は変動金利のみのご利用となります。
- 固定セレクト住宅ローンをご利用の場合、新規お借り入れ時は固定金利(10年、15年、20年)のみのご利用となります。当初固定金利適用終了後の基準金利からの引き下げ幅は「金利適用ルール」をご参照ください。
- その他詳細につきましては、サービスサイト上の約款、商品詳細説明書などでご確認ください。
では、ソニー銀行の住宅ローンを利用する際のメリットについて見ていきましょう。
一般的にネットバンクの住宅ローンは金利が低めですが、ソニー銀行の住宅ローンは特に低いのがメリットです。変動セレクト住宅ローンなら、2024年11月現在、0.597%の変動金利で利用できます。固定セレクト住宅ローンの固定金利に関しても10年なら1.744%、15年なら2.073%、20年でも2.286%です。
住宅ローンは返済期間が長期にわたるため、金利が少し違うだけで、トータルの返済額に大きく差がつきます。
そのため、金利が低いメリットは大きいと言えるでしょう。
都市銀行や地方銀行だと、住宅ローンの申込みの際には支店などに来店する必要があります。ソニー銀行の場合には、来店不要でオンラインで申込み手続きを済ませられます。提出する書類なども紙ではなく、データをアップロードする形で対応可能です。アップロードするのが難しい場合には郵送でも提出できます。
住宅ローンを利用する際には団体信用生命保険に加入し、契約者に万が一のことがあった場合には、残債の支払いが免除されます。通常は契約者が死亡した場合と重度障害者になった場合が対象です。これに対して、ソニー銀行の住宅ローン利用者が加入する団体信用生命保険は、がん団信50とがん団信100というがん特約があります。
がん団信50の方は、がんと診断されると住宅ローン残高が50%保障されるという内容です。がん団信100の方は住宅ローン残高100%が保障されるのに加えて100万円の給付金も受け取れます。さらに、3大疾病保障特約付団信や生活習慣病入院保障特約付団信を利用できるのもメリットです。
3大疾病保障特約付き団信なら、がんの他に急性心筋梗塞または脳卒中になった場合にも、保障の対象になります。生活習慣病入院保障特約付団信なら生活習慣病で長期入院をすることになった場合に保障を受けられるというものです。
ソニー銀行の住宅ローンでは、金利タイプを途中で変更することが可能です。変動金利を選択したものの、社会情勢や経済情勢が変化した場合などに、金利上昇のリスクを回避できます。
ただし、ソニー銀行の住宅ローンを利用する際に後悔しないためには、メリットだけでなくデメリットも把握しておくことが重要です。では、主なデメリットについて見ていきましょう。
他の多くの銀行の住宅ローンでは、金利が上昇した場合でも、5年ルールと125%ルールが適用されています。
5年ルールというのは、住宅ローンで適用される金利の見直しは5年ごとに行うというものです。5年ルールが適用されていれば、金利が変動した場合でもすぐには返済負担は上がりません。
125%ルールというのは、金利の見直しの結果、適用される金利が上昇しても、毎月の返済額はこれまでの125%を上限とするものです。
これにより、金利が大幅に上昇しても、住宅ローンの返済負担は抑えられます。
ソニー銀行では、5年ルールと125%ルールがないため、金利が上昇する局面では、返済負担が大きくなりやすいと言えます。ただし、返済期間中に金利が大幅に上昇するようなことがなければ、返済負担への影響はそれほど大きくありません。
ソニー銀行の住宅ローンの金利は、借入額が物件の購入価格を超えると、0.05%上乗せされます。そのため、住宅購入にあたって必要な諸費用の分も合わせてローンを組む際には、金利が割高になる点に注意が必要です。0.05%と聞くと小さく感じられるかもしれません。しかし、住宅ローンは借入金額が大きく返済期間も長期にわたるため、0.05%の上乗せでも、トータルの返済額の差は軽視できない金額になります。
ソニー銀行の住宅ローンは、変動金利と20年までの固定金利は低い一方で、20年以上の固定金利はやや高めの水準です。ソニー銀行の20年以上の固定金利は2.620%ですが、他の銀行の住宅ローンなら30年の固定金利で1%台のところもあります。
大半の銀行の住宅ローンの変動金利は、短期プライムレートに連動するように設定されています。短期プライムレートとは、銀行が1年以内の短期貸出を優良企業に対して行う際に適用される金利です。
これに対して、ソニー銀行の変動金利は、短期プライムレートには連動していません。ソニー銀行が独自の基準で決定しています。そのため、日本銀行の政策金利の影響とあわせて、会社の収益やコストの影響で金利変動する可能性があります。
住宅ローンの審査基準は銀行によって差がありますが、ソニー銀行は厳しめなのがデメリットです。他の銀行だと年収額の基準を200万円以上としているところもある一方で、ソニー銀行の住宅ローンは400万円以上の年収額がないと利用できません。雇用形態に関しても、非正規雇用の人は対象外です。
また、年収400万円というのは申込みできる最低限の基準とされています。そのため、実際に審査に通過するためには、もう少し高めの年収が求められるでしょう。中小企業勤務の場合には、正社員でも審査に通るのは難しいかもしれません。
ソニー銀行のメリットとデメリットを踏まえた上で、どのような人に向いているのか見ていきましょう。
ソニー銀行の住宅ローンは変動金利が低いため、デメリットがそれほど気にならなければ、金利を重視したい人におすすめです。金利が低ければ、総返済額も減らせます。
ソニー銀行の住宅ローンは金利タイプを変更できるため、変更に最適なタイミングをある程度予測できる人におすすめです。そのためには、普段から金利や金融、経済などに関わる情報をチェックしていなければなりません。変動金利を利用していて、金利がこれから上昇していく可能性が高い場合には、早めに固定金利に変更しておくと、負担を減らせます。
ソニー銀行の住宅ローンでは、諸費用の分も含めて借りる場合には適用される金利が高くなります。そのため、諸費用の分は一括で支払い、物件の購入費用の分だけ借入したい人におすすめです。
人によっては、ソニー銀行の住宅ローンを利用するにあたって、デメリットの方が大きく感じられる場合もあります。主に次のような人だと、後悔してしまうケースが多く、あまり向いていません。
ソニー銀行の住宅ローンは、変動金利と期間の短い固定金利は低い一方で、20年以上の固定金利が高めです。このことから20年以上の期間で固定金利にしたい人にはあまりおすすめできません。メリットよりもデメリットの方が大きくなってしまう可能性が高いでしょう。
物件購入額を超えた借り入れの場合、金利は0.05%上乗せになります。諸費用の分も借り入れたい場合、総返済額の負担が大きくなります。
金利の動向をチェックするのが苦手だと、金利タイプを変更するタイミングを読むことができません。金利タイプの変更が可能だというソニー銀行のメリットを十分に活かせなくなってしまいます。その結果、デメリットの方が大きく感じられてしまうかもしれません。
年収額があまり高くない人は、ソニー銀行の住宅ローンの審査に通らない可能性があります。400万円以上で正社員なら申込みはできますが、審査に通らなかった場合のことも考えて、他の銀行も見ておくのがいいでしょう。
ソニー銀行の住宅ローンは、変動金利の低さや充実した団体信用生命保険、金利タイプの変更が可能なことなどがメリットです。その一方で、5年ルールや125%ルールが適用されず、20年以上の固定金利が高め、変動金利が短期プライムレートに連動しないなどのデメリットもあります。また、審査基準が他の銀行よりも厳しめです。
メリット | デメリット |
---|---|
金利が低い 申込み手続きを全てオンラインで行える 団体信用生命保険の内容が充実している 金利タイプの変更が可能 | 5年ルールと125%ルールが適用されない 諸費用の分を借りると金利が割高になる 20年以上の固定金利はやや高め 変動金利が短期プライムレートに連動しない 審査基準が厳しめ |
誰にでもおすすめできるわけではなく、希望する条件や状況などによると言えるでしょう。住宅ローンでは非常に長期間にわたって返済を行います。後悔することがないように、メリットとデメリットの両方をよく考慮して決めるようにしましょう。
向いている人 | 向いていない人 |
---|---|
変動金利の低さを重視する人 普段から金利に関わる情報をチェックしている人 諸費用の分は一括で支払える人 | 20年以上の期間で固定金利にしたい人 諸費用も含めてローンを組みたい人 金利の動向をチェックするのが苦手な人 年収額があまり高くない人 |
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