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許容範囲となる印鑑のかすれの程度|修正法と上手に押すポイントは?

 

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印鑑を押す際に印影がかすれてしまったり、一部が欠けてしまったりすることはよくあります。このようなかすれや欠けはどの程度まで許容されるのでしょうか。

この記事では、印鑑のかすれの許容範囲やかすれてしまった時の修正方法などについて解説しています。
また、印鑑を押す際のポイントも取り上げているため、業務で印鑑を押す機会の多い人はぜひ参考にしてください。

目次

許容される印鑑のかすれの程度はどれくらい?

印鑑のかすれで許容されるのは、文字がちゃんと認識できる程度のかすれや少し斜めになっているものです。

一方で、かすれていてかろうじて文字が認識できるという状態は許容されません。また、かすれ以外でも、文字の一部が欠けている、印影が薄れている、朱肉がにじんでいる、印鑑が上下逆さまになっているといった場合も、文字の判別が難しくなるため、押印は認められません。

 

印鑑の許容範囲に関しては、以下の図も参考にしてください。

引用元:失敗の許容範囲も解説 履歴書に印鑑は必要?シヤチハタは使える?(転職Hacks)

なお、実印の場合、かすれなどによって文字の判別ができないと印影が効力を持ちませんが、認印の場合、印影を照合するわけではないため、多少かすれていても問題ないとされるケースもあります。

印鑑がかすれてしまった時の修正方法

印鑑がかすれてしまった場合、かすれた印影を二重線で取り消したうえで、その横に再度押し直すことで修正します。

【参考】実印を押し間違えた時の訂正方法(印鑑ご利用マニュアル)

なお実印は印影の照合が欠かせないため、かすれた場合は必ず修正してください。

履歴書など書類の種類によっては、二重線による修正を行わず、書類自体を書き直すのがマナーとなっているケースもあります。押印のミスにより書き直しが発生する書類の場合、最初に印鑑を押しておき、乾いてからそのほかの部分を書くという流れがおすすめです。

間違った修正方法

印鑑のかすれを修正する場合、間違った方法で修正する人も存在します。そこで本項では、よくある間違った修正方法の例を紹介します。

修正液を使用する

押印が失敗した際に、修正液や修正テープでミスした箇所を消し、その上から再度押し直する人もいます。しかし、こちらは間違った方法です。

確かに修正液を使うことで間違えた箇所を消せますが、誰が修正したのかわかりません。

場合によっては、全く関係のない第三者が修正したと捉えられる可能性もあります。 また、修正液を使用することは、相手に対して不誠実な印象を与える恐れもあります。そのため、実印が必要となる重要な書類では、特に注意しなければなりません。

上から押しなおす

「印鑑の一部がかすれてしまった程度だから、上からそのまま押し直そう」と考える人もいるかもしれませんが、こちらも間違った方法です。

いくら慎重に押し直したとしても、印影を完全に重ねることはできません。押し直すことでさらに印影が見にくくなる可能性が高いでしょう。実印の場合、機械を使って照合され、ほんのわずかなズレも許容されないため、押し直しはしないようにしましょう。

二重線がない

印鑑がかすれた場合、二重線を引いたうえでその横に改めて押し直す必要がありますが、中には二重線を引かないまま横に印鑑を押す人もいます。
しかし、二重線がないとどちらが正しい印鑑なのかがわかりません。たとえ、明らかな押し間違いであったとしても、修正する際は必ず 二重線を忘れないようにしてください。

印鑑をかすれないように押すポイント

印鑑がかすれないようにするためのポイントやコツを紹介します。ここで取り上げるのは以下の5つです。

  • 押す前に印面を確認する
  • 捺印マットを使用する
  • 朱肉は軽く叩くように付ける
  • 古い朱肉は避ける
  • 上からまっすぐ押す

押す前に印面を確認する

押してから上下逆さまだった、傾いてしまっているといったことに気づくケースもあるため、事前に印面を確認しておきましょう。また、印面に欠けやゴミの付着などがあると、かすれてしまうこともあります。印面を確認する際は、欠けやゴミがないかどうかも忘れずにチェックしてください。

捺印マットを使用する

印鑑を押す際は、捺印マットを用意し、ズレやかすれが発生しにくい環境を用意しましょう。マットなしで机の上にそのまま書類を置くと、書類と印鑑が密着しにくく、かすれなどを発生させます。

捺印マットがあれば、書類にしっかりと印鑑を押し込めるため、はっきりとした印影になります。捺印マットがない場合は、ノートなど平らで柔らかいものを下におくことをおすすめします。

朱肉は軽く叩くように付ける

印鑑に朱肉をつけるときに、強く押さえつける人もいるかもしれません。しかし、朱肉をつけるときは軽く叩く程度で問題ありません。

強く押さえつけてしまうと、印鑑の溝にインクがたまってしまい、押したときに文字が綺麗に出ない可能性があります。ポンポンと軽く叩くようにつけるだけで、ちゃんと印影が出るため安心してください。

古い朱肉は避ける

古い朱肉は乾燥している可能性があるため、かすれを招く可能性があります。古い朱肉はできるだけ避け、実印など重要な印鑑を押す際は新しい朱肉を用意しておきましょう。

上からまっすぐ押す

印鑑を押す際は、上からまっすぐと押すことが大切です。印鑑の向きを確認したうえで、書類に対して垂直になるような位置をとり、そのまま下に向かって押印してください。

押すときはすぐに書類から離さないようにしましょう。離す際は、ズレが生じないように注意しながら、重心を一周動かすことで、周辺部分の欠けを防ぎます。

電子印鑑ならかすれの心配は不要!

人が印鑑を押す以上、いくら注意していても欠けやかすれが発生する可能性があります。一方で、電子印鑑であればそのような心配はありません

電子印鑑は、印鑑本体を必要とせず、常にはっきりとした印影を残せる点が特徴です。朱肉の乾燥にかすれも発生しないため、確実に印鑑を押せます。

印鑑のかすれの許容範囲や修正方法を覚えておこう

今回は、 印影のかすれの許容範囲や、修正方法、押印の際の注意点などについて解説しました。業務の中で印鑑を押す機会はよくあるため、正しく押す方法や修正方法はしっかりと覚えておきましょう。

 

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この記事を書いた人

GMOサインが運営する公式ブログ「GMOサインブログ」の編集部です。
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