近年、多くの人が自分のライフスタイルにあった働き方を模索しています。
こうした時代背景を受け、今回は自由な時間や場所で働きたいと考えている歯科衛生士の方々に向けて、フリーランスとしての働き方の特徴やメリットを解説します。
自分らしい働き方を実現したいと考えている歯科衛生士の方は、ぜひ最後までお読みください。
\ フリーランス新法について弁護士の塚本健夫先生が詳しく解説 /
2024年11月1日から施行の新法について、制度背景や具体的な内容をポイントにまとめてわかりやすく解説します。類似の「独禁法」や「下請法」との違いと法対応への留意点、各義務項目と通知の仕方についてもご紹介。さらに電子契約を利用することでかなう契約締結と業務効率化についてもご案内いたします。
- フリーランスに業務を委託する事業者
- フリーランスとして働いている方
- 下請法や独占禁止法との違いを知りたい方
※本動画は2024年11月7日に開催されたセミナーのアーカイブ動画です。予めご了承ください。
目次
そもそもフリーランスとは
フリーランスとは、特定の企業や組織に所属せずに個人で仕事を請け負う働き方を指します。自分自身が事業主となり、クライアントと直接契約を結び、業務に取り組む仕組みです。
フリーランスは、働く場所や時間を自分で決めることができます。仕事の選択肢が広がり、自由度も高いのが特徴です。また、自分のスキルや実績に応じて報酬が左右されるため、努力次第で高収入を得ることもできます。
ただし、収入の安定性や社会保険の加入手続きをすべて自分で行う必要がある点に不安を感じる方が多いのも実情です。
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フリーランス歯科衛生士の特徴
フリーランスの歯科衛生士としての働き方には、どのような特徴があるのでしょうか。詳しく見てみましょう。
特定の企業・組織に所属しない
フリーランスの歯科衛生士は、特定の企業や組織に所属せずに独立して仕事をします。一般的な雇用形態とは異なり、固定の勤務先や雇用主に縛られることがありません。
複数のクライアントと契約を結ぶことができ、さまざまな経験を積むことでキャリアアップやスキルアップも可能です。
フリーランスの歯科衛生士は、一つの歯科医院に勤める歯科衛生士と比べるとたくさんの職場環境や業務内容に触れることができるため、スキルの幅を広げることができます。
歯科医院や企業とは業務委託契約を結んで働く
フリーランス歯科衛生士は、歯科医院や企業と業務委託契約を結んで働きます。業務委託契約とは特定の業務を依頼され、その業務に対する報酬を得る形式の契約です。
業務委託契約を締結することで、フリーランス歯科衛生士は独立した事業者として働くことができます。働く時間や場所などを自分で選択できるため、ライフスタイルにあわせた柔軟な働き方が可能です。
これまでの職場と業務委託契約を結びなおすことも可能
フリーランスの歯科衛生士は、これまで勤務していた職場と業務委託契約を結びなおすことも可能です。
たとえば、以前勤務していた歯科医院と新たに業務委託契約を結びなおすことで、これまでの職場で培った経験やスキルを活かしつつ、独立した立場で働くことができます。こうした柔軟な働き方ができるのは、フリーランスと特徴といえるでしょう。
また、これまで働いていた職場のネットワークを活かし、新たな歯科医院と業務委託契約を結ぶこともできるため、フリーランスとしてのキャリア形成が実現できます。
歯科衛生士がフリーランスとして働くメリット
歯科衛生士がフリーランスとして働く場合、どのようなメリットが得られるのでしょうか。
働く場所を自由に決められる
フリーランスの歯科衛生士として働く大きなメリットは、働く場所を自由に選べることです。フリーランスになれば、固定の勤務先に縛られることなく、自分が勤務しやすい条件の歯科医院で業務に取り組むことが可能となります。通勤時間を削減したり、ライフスタイルにあわせた柔軟な働き方ができたりするなど、さまざまなメリットを得られるでしょう。
また、複数の歯科医院で働くことも可能です。ある日は都心のクリニックで働き、その翌日は地方の診療所で勤務するなど、仕事の場所を変えることができます。さまざまな職場環境で経験を積めば、コミュニケーションスキルを向上させつつ、刺激を受けながら勤務できるでしょう。
さ特定の場所に固定されることがないため、家庭の事情やプライベートな予定にあわせてスケジュールを調整しやすくなります。家庭との両立がしやすくなり、ワークライフバランスを保ちやすくなるのが魅力です。
雇用形態に縛られない
フリーランス歯科衛生士は雇用形態に縛られず、自分のペースで仕事を進めることができます。固定の勤務時間や勤務場所に縛られないため、柔軟に働くことが可能です。
たとえば、朝早く働いて午後はリフレッシュのために休んだり、週に数日のみ働いたりするなど、自分の生活スタイルにあわせた働き方ができます。
こうした自由度の高さは、ライフスタイルにあわせて働きたい方にとっては、大きなメリットに感じられるでしょう。なかでも子育て中の歯科衛生士は、子供の学校行事や病気の際に柔軟に対応できるため、プライベートと仕事のバランスが取りやすくなります。
スキルアップをしながら仕事に打ち込むことができる
フリーランスの歯科衛生士は、さまざまな現場で働くことで幅広いスキルと知識を身につけることができます。異なる歯科医院と契約することで、新しい技術・治療法を学ぶ機会が増え、つねにスキルアップすることが可能です。
たとえば、ある医院では予防歯科に特化した業務を行い、別の医院ではインプラント治療のサポートをするなど、多岐にわたる経験を積むことができます。
また、フリーランスとして働くことで、自分のペースでスキルアップを目指せるようになります。自由時間を設けて専門書を読んだり、セミナーに参加したりする時間も確保しやすくなるため、歯科衛生士として着実にレベルアップできるのも魅力です。
さらに、さまざまな環境で経験を積めば、トラブルが起こった際でも柔軟に対応できるようになります。異なる診療方針にも対応する経験を積むことで、柔軟な対応力が培われるため、どのような状況でも適切に対処できる歯科衛生士として成長できるでしょう。
職場の人間関係でストレスをためない
フリーランス歯科衛生士は特定の職場に縛られないため、人間関係のストレスを軽減できます。固定の職場で働く場合、同僚や上司との関係に悩むケースもあり、そのストレスが業務に影響を及ぼすことも少なくありません。
しかし、フリーランスは自分が選んだクライアントやチームとだけ仕事をするため、人間関係のストレスを大幅に減らすことができます。
たとえば、ある歯科医院での人間関係がうまくいかない場合でも、契約を終了すれば他の医院で新たなスタートを切ることができます。ストレスフリーな環境で仕事を続けることができるため、精神的な負担を軽くしたい方におすすめです。
また、身体的にも自分の業務内容やスケジュールを自分で決められるため、無理のない範囲で仕事を進めることが可能となります。
得意分野に特化した歯科衛生士になれる
フリーランスとして働く歯科衛生士は、自分の得意分野や興味のある分野の仕事を引き受けていくことで、その分野における専門性を高めることができます。たとえば予防歯科やインプラント治療、審美歯科などです。
自分のスキルを活かして仕事を受けることで、他の歯科衛生士との差別化が図れ、クライアントからの評価も高まります。
また、特定の分野に特化し仕事を継続することで、その分野の技術や知識をより深く学べるようになり、「優秀な歯科衛生士」としての立場を確立できます。
複数の歯科医院を掛け持ちで働ける
フリーランス歯科衛生士は、複数の歯科医院や企業と契約して働くことができるため、収入源を確保しやすくなります。一つの職場に依存するリスクを減らし、安定した収入を確保することが可能です。
たとえば、週の半分はA歯科医院で働き、残りの半分はB歯科医院で勤務するなど、さまざまなスタイルで勤務できます。
フリーランスとして複数の歯科医院で働く場合、異なる環境で業務に取り組む機会を得られますから、通常の歯科医院勤務の歯科衛生士よりも、さらに多くの経験を積むことが可能です。スキルの幅を広げ、実務経験を培えるのが魅力と言えるでしょう。
また「掛け持ちで働いていたほうが、飽きずに仕事へ取り組める」と感じる方も少なくありません。毎日同じ歯科医院で働いていると、作業がルーチン化してしまい、充実感を覚えられなくなる恐れもあります。その結果モチベーションが低下し、仕事に専念できなくなるケースもあるでしょう。
同じ作業ばかりするのが苦手で、つねに変化や刺激を求めたいと考えている方には、フリーランスとして複数の歯科医院で勤務することがおすすめです。
指導員として働くことができる
フリーランスの歯科衛生士が、豊富な経験や知識を活かすことで、他の歯科衛生士やスタッフの指導役として一定期間勤務するのもひとつの方法です。新人の歯科衛生士やスタッフがいるものの、人手が足りず教育ができない歯科医院は少なくありませんから、ニーズはあります。また、教育指導を通して自分自身のスキルをさらに磨き、指導員としてのキャリア形成も可能です。
具体的な仕事内容としては勤務先の歯科医院の要望にあわせて、独自の育成カリキュラムを作成したり、実習やセミナーなどを通して教育指導を実施したりします。技術指導や接客などの基本的な業務から、専門分野の知識・スキルの指導まで多岐にわたる教育を担当するなかで、自分の専門知識を最大限に活かせるようになるでしょう。
ブランディングして企業や歯科医院に売り出せる
フリーランス歯科衛生士が自分自身をブランド化し、企業や歯科医院にアピールするケースもあります。たとえばSNSやブログを活用して自分の実績やスキルを発信することで、より多くのクライアントに自分の存在をアピールできるでしょう。
うまくブランディングできれば、自分のサービスやスキルを広く認知させ、仕事の幅を広げることができます。
フリーランス歯科衛生士の新たな働き方
フリーランス歯科衛生士は、これまでにはなかった新たな働き方として注目されています。以下で詳しく見てみましょう。
歯科医院専門のコンサルを行う
フリーランス歯科衛生士が、歯科医院向けのコンサルティングサービスを提供するケースもあります。コンサルティングとは、企業の役員に対して仕事の解決策を提案したり、業務方針を示したりする仕事です。
歯科衛生士がコンサルティングを行う場合、スタッフの教育や業務効率化のアドバイスをしたり、経営改善の提案をしたりするなど、歯科医院が抱える問題を解決するためのサポートを実施します。こうしたコンサルティングは、幅広い歯科医院で業務経験を培った歯科衛生士に適しています。
コンサルティングサービスは一定層からの需要があるため、フリーランス歯科衛生士の新しい働き方と言えるでしょう。
イベントや講演などを開催する
フリーランス歯科衛生士は、イベントや講演を依頼されるケースもあります。これまでの業務経験で培った専門知識を活かせば、歯科業界のセミナーや研修会で講師を務めることが可能です。
イベントや講習を行うことで自分の知識を多くの方に広めると同時に、講師料として収入を得ることもできます。執筆活動の場合は、専門書や業界誌への記事寄稿を依頼されることもあるでしょう。
自分の知名度を上げることで、より多くのビジネスチャンスを掴むことができます。
まとめ:フリーランスでも歯科衛生士として活躍できる
フリーランスは個人で仕事を請け負う働き方です。近年、歯科衛生士もフリーランスとしての働き方を選択するケースが増えています。
フリーランスになれば、複数の歯科医院でスキルアップを図ったり、安定した収入を確保したりすることが可能です。また、自分のペースで働くことができるため、ライフスタイルにあわせやすいメリットもあります。
最近では歯科医院向けのコンサルティングなど、新たな試みをする歯科衛生士も増えているようです。自由度が高い働き方だからこそ、今後のビジネスチャンスに活かせるように取り組んでみませんか。
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