このように思ったことはありませんか？

メルカリの送料負担で赤字にならないためには、事前の計算や適切な価格設定が重要です。この記事では、送料負担で赤字になるケースや赤字を防ぐ具体的な対策、キャンセル時の対応方法まで、評価を落とさず安全に取引する方法を解説します。

これから出品する方も、まだ出品していない方も、ぜひご参考にしてください。

メルカリの送料負担で赤字になるケース4選

メルカリで商品を販売する際、送料負担で赤字になってしまうケースは意外と多くあります。送料負担で赤字になると、せっかく商品が売れても利益が出ず、損をしてしまうことになります。

このことを俗に「送料負け」などと呼ぶこともあります。

ここでは、メルカリで送料を負担することで、赤字になってしまうケースを4つご紹介。これらのケースを理解することで、赤字を未然に防ぎ、スムーズな取引を実現しましょう。

手数料10%の計算ミス

メルカリでは販売価格から手数料10%が差し引かれます。この手数料の計算をミスすると、最終的な利益が想定よりも少なくなり、場合によっては赤字になってしまう可能性があります。

たとえば、1,000円で商品を販売した場合、手数料は100円となり、販売者に入金されるのは900円です。しかし、この手数料を考えずに価格設定をしてしまうと、送料を差し引いた結果、手元に残るお金が商品の仕入れ値を下回り、赤字になってしまいます。

販売価格を設定する際は、必ず手数料10%を差し引いた金額で、利益が出るように計算しましょう。

送料の見積もり間違い

送料の見積もりを間違えると、予期せぬ出費が発生し、赤字につながる可能性があります。商品を梱包する前に、送料を正しく見積もることが重要です。

商品のサイズや重さを正確に測らず、送料を安く見積もってしまうと、想定よりも高い送料がかかる場合があります。

事前に正確なサイズと重さを測り、送料を計算してから販売価格を設定することで、送料による赤字を防止できます

梱包後のサイズオーバー

商品を梱包した後に、想定していたサイズよりも大きくなってしまうと、送料が上がり赤字になる可能性があります。

事前に商品のサイズを測っていても、梱包材の厚みや形状によって、最終的なサイズが変わる場合があります。特に、規定のサイズギリギリで出品している場合は、梱包材によってサイズオーバーしてしまうリスクが上がります。

梱包前に送料を計算する際は、梱包材を含めたサイズで計算し、余裕を持ったサイズで出品することで、サイズオーバーによる赤字を回避しましょう。

価格交渉でのミス

購入希望者との価格交渉で、よく考えずに値下げに応じると赤字になる場合があります。

値下げ交渉に応じる際は、送料、手数料、商品の原価を考慮し、利益が出る範囲で値下げすることがポイントです。特に送料込みで出品している場合は、値下げによって利益が圧迫されやすく、赤字に転落する可能性があります。

値下げ交渉に応じる前に、値下げ後の価格で利益が出るかどうかを必ず計算しましょう。

また、値下げ交渉にうまく応じるためには、あらかじめ値下げできる範囲を想定しておくとよいでしょう。

メルカリの送料負担による赤字を防ぐ3つの対策

メルカリで商品を販売する際に、送料負担で赤字になってしまうのは避けたいものです。送料負担による赤字を防ぐためには、事前の準備が大切です。

ここでは、メルカリで送料負担による赤字を防ぐための3つの対策をご紹介します。

送料を含めた計算方法を理解する

メルカリで送料負担による赤字を防ぐには、送料を含めた正しい計算方法を理解しましょう。

適切な販売価格の計算方法は以下の通りです。

たとえば、原価500円の商品に300円の利益を乗せ、送料200円とメルカリ手数料10%を加えると、販売価格は1,100円となります。この計算方法で、送料負担による赤字を回避し、安定した利益を確保できるようになります。ちなみに、不用品を出品する場合は、メルカリ内の相場で計算します。

価格設定のコツを意識する

価格設定のコツは、市場調査と相場理解です。以下の手順により、他の出品者の販売価格を確認しましょう。

相場よりも極端に高いと売れ残ったり、逆に安すぎると赤字につながったりするので、バランスの取れた価格設定を心がけましょう。

適切な発送方法を選ぶ

メルカリにはさまざまな発送方法がありますが、送料を抑えつつ安全に商品を届けるためには、発送方法の選択も重要です。

最もおすすめなのは「らくらくメルカリ便」や「ゆうゆうメルカリ便」です。メルカリ便は、匿名配送が可能で、送料も比較的安価に設定されています。また、配送状況を追跡できるため、商品が購入者に届くまで安心して取引を進めることができます。

小型で軽量な商品であれば、「ネコポス」や「ゆうパケット」が便利です。また、少し大きめの商品は、「宅急便コンパクト」や「ゆうパケットプラス」を利用すると良いでしょう。大型商品には「宅急便」や「ゆうパック」が適しています。

それぞれの発送方法の料金とサイズ制限を事前に確認し、最適な発送方法を選択することで、送料を最小限に抑え、赤字リスクを軽減することができます。

出典：https://pj.mercari.com/mercari-spot/mercari_school_list.pdf

メルカリで送料を負担した商品の発送をキャンセルしたい場合は？

メルカリで送料負担にて出品した商品が、想定外の送料増加や商品の状態変化などにより、当初の条件で販売継続が困難になった場合、どのように対処すべきでしょうか。焦らず冷静に、以下の手順で対応しましょう。

発送前のキャンセル方法

さまざまな理由で、発送前にキャンセルすることになった場合、まず購入者へキャンセルの旨と理由を丁寧に伝えましょう。

その後、メルカリの取引画面からキャンセル申請を行います。キャンセル理由は正確に記載し、誤解を招かないように注意しましょう。キャンセル申請が承認されると、取引は自動的にキャンセルとなり、購入者への返金処理が行われます。この際、購入者とのメッセージのやり取りは、トラブル発生時の証拠となるため、必ず保存しておきましょう。

購入者へ連絡する際のポイント

購入者への連絡は、丁寧でわかりやすい表現にしましょう。たとえば、以下のような文章がおすすめです。

キャンセル理由には「想定していた送料を上回ってしまったため」「商品の状態に不備が見つかったため」など、具体的な理由を記載すると、購入者の理解を得やすくなります。

例：
「〇〇様、この度は商品をご購入いただき、誠にありがとうございます。大変申し訳ございませんが、〇〇（具体的な理由）のため、発送前にキャンセルをお願いしたくご連絡いたしました。お手数をおかけしますが、ご理解いただけますと幸いです。キャンセル手続きは、こちらから行わせていただきます。ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。」

状況を明確に伝え、今後の対応についても説明することで、円滑なキャンセル手続きを進められます。また、感情的な表現や一方的な通告は避け、誠実な対応を心がけましょう。

運営への相談方法

メルカリの運営に相談したい場合は、メルカリアプリまたはウェブサイトのヘルプセンターにアクセスします。

ヘルプセンターには、よくある質問やトラブルの情報が掲載されています。自身の状況に当てはまる情報がない場合は、問い合わせフォームから運営に直接相談してみましょう。

問い合わせフォームには、商品名や取引IDなど、具体的な情報を正確に入力することが重要です。問い合わせ内容によっては、返信に時間がかかる場合もあります。また、電話での問い合わせは受け付けていないため、必ずアプリまたはウェブサイトから連絡するようにしてください。

運営への相談は、最終的な手段として考え、まずは自身で解決できる方法を試みることをおすすめします。

メルカリのキャンセルに関するよくある質問

メルカリで送料負担による赤字が発生した場合、評価やペナルティについて不安を感じる方もいるでしょう。

ここでは、メルカリのキャンセルに関するよくある質問を2つ取り上げ、それぞれ解説します。

メルカリで送料負担時に赤字が出ないためのポイント

メルカリで送料負担による赤字を避けるためには、以下のポイントを押さえておくことが重要です

出品前の確認事項

メルカリで商品を出品する前に確認すべき事項は、主に3つあります。

トラブル防止のコツ

メルカリでトラブルを防止するためのコツは、丁寧なコミュニケーションと迅速な対応です。購入希望者からの質問には、迅速かつ丁寧に回答することで、信頼関係が築かれ、スムーズな取引につながります。また、取引メッセージでは、丁寧な言葉遣いを心がけ、相手への配慮を忘れないようにしましょう。

万が一、トラブルが発生した場合も、感情的にならず、冷静に対応するよう心がけましょう。

まとめ：事前の準備がカギ！メルカリ送料負担で赤字を出さないための出品対策を

メルカリの送料負担で赤字にならないポイントについて解説しました。

最も重要なのは事前の準備です。手数料10%を含めた利益計算や送料の正確な見積もり、そして適切な価格設定を行うことで、ほとんどの赤字リスクを回避できます。

最後に覚えておきたいのが「安全な取引」の3原則です。

これらを意識することで、赤字やトラブルを回避し、メルカリでの取引を楽しく続けていきましょう。