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UR賃貸は一人暮らしもOK?入居条件や物件探しのポイントを解説!向いている人の特徴や借りる際の注意点も紹介

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UR賃貸住宅というと「ファミリー向け」というイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。実は、UR賃貸住宅にも1Kや1DKのような一人暮らし向けの物件があります。さまざまなメリットもありますので、人によっては一般の賃貸物件よりも快適に暮らせることでしょう。

しかし、実際に選択肢として考えるうえで「UR賃貸住宅には年齢制限はないの?」「家賃が高いのでは?」といった疑問や不安もあるのではないでしょうか。

そこで今回は、UR賃貸住宅の基礎知識から一人暮らしするうえでの注意点、向いている人・向いていない人、物件探しのポイントまで徹底解説します。

目次

UR賃貸住宅とは?一人暮らしはできる?

まずは、UR賃貸住宅とはどのような物件のことなのか、一人暮らしはできるのかについて解説します。

UR都市機構の賃貸住宅

UR賃貸住宅
出典:https://www.ur-net.go.jp/chintai/

UR賃貸住宅とは、独立行政法人都市再生機構(Urban Renaissance Agency)が管理および提供している賃貸住宅のことです。全国に約70万戸あります。旧名は「公団住宅」で、2004年に独立行政法人都市再生機構が発足したのをきっかけにUR賃貸住宅と呼ばれるようになりました。

UR賃貸住宅の特徴は、収入などの審査さえ通れば、礼金・更新料・手数料・保証人不要で自己責任にて契約できる点にあります。火災保険の加入義務もないため、入居・更新時にかかる手間や費用が少なく済む点が魅力です。

一人暮らしも可能

UR賃貸住宅は一人暮らし向けの物件もありますので、単身で借りることも可能です。

UR賃貸住宅は2DK以上の間取りのファミリー向け物件がメインです。しかし、数は少ないですが1Kや1LDKなどの一人暮らし向けの間取りの物件もあります。もちろん、費用面を気にしないのであれば、2DK以上の物件を単身で借りて一人暮らしするという方法もあります。

年齢制限はない

UR賃貸住宅には基本的に年齢制限はありません。自立した生活をして収入面で問題がないのであれば、何歳であっても申し込めます。

ただし、UR賃貸住宅の「高齢者向け優良賃貸住宅」という制度を利用する場合は異なります。高齢者向け優良賃貸住宅は、床の段差を減らす、手すりを設置するなど、高齢者が使いやすいように内装を配慮した物件です。この制度を利用して申し込む場合は、満60歳以上という年齢制限があります。

参考:UR賃貸住宅「高齢者向け優良賃貸住宅

UR賃貸住宅の一人暮らしで注意すべきこと

UR賃貸住宅で一人暮らしを検討されている方は、以下の点にご注意ください。

家賃が相場より高め

UR賃貸住宅は一般的な賃貸物件よりも家賃相場が高い傾向にあります。

UR賃貸住宅の家賃が相場より高いのは、快適な住環境を提供するためです。間取りが一般の物件よりもゆったりとしていますし、複数棟ある場合は、棟ごとの間隔を広くとり日あたりや見晴らしの良さを確保しています。また、時代にあわせてリフォームやリノベーションを積極的に行っています。

初期費用は安いですが、このような理由から家賃は相場よりも高い傾向にあることを理解しておきましょう。

競争率が高い

UR賃貸住宅の一人暮らし物件は競争率が高いことにも注意しましょう。

そもそもUR賃貸住宅はファミリー層向けにつくられた物件です。そのため、1Kなどの一人暮らし向け物件は数がそれほど多くありません。また、UR賃貸住宅は人気が高いため、一人暮らし向け物件の空きが出ると申し込みが殺到します。

こうした理由で、UR賃貸住宅は競争率が高く入居するのはなかなか難しいことを知っておきましょう。

審査基準が厳しい

UR賃貸住宅は審査基準が一般賃貸物件よりも厳しい傾向にあります。

一般の賃貸物件では、家賃の3倍の月収が基準とされています。しかし、UR賃貸住宅の場合は家賃の4倍以上の月収がないと入居審査でNGとされることがあるため、注意が必要です。特に一人暮らしの場合は審査が厳しくなる傾向にあります。

立地が良くない物件も多い

UR賃貸住宅は立地が悪い物件が少なくありません。

UR賃貸住宅は敷地にゆとりのある、閑静な住環境を選んで建設されているため、最寄り駅から遠く、バス利用が前提になっている物件が多い傾向にあります。

もちろん、なかには駅近のタワーマンションタイプの物件もあります。しかし、その数は少なく、ほとんどのUR賃貸住宅は立地面ではあまり良くないと考えておいたほうが無難です。

設備面で満足できないことがある

UR賃貸住宅は、設備面で不便さを感じることもあります。

UR賃貸住宅は築年数が古い団地が多く、オートロックやエレベーターがないことも少なくありません。エレベーターがついていたとしても、奇数階のみ停止するといったタイプが設置されていて、使いにくさを感じることもあります。このような物件だと階段を使うことになりますので、高齢者の方や足が不自由な方にとっては不便さを感じることでしょう。

ペット不可であることがほとんど

UR賃貸住宅はペット不可となっている物件がほとんどです。

一般的な賃貸物件の場合、ペット可の物件もそれなりに見つけられるでしょう。しかし、UR賃貸住宅はペットNGで、飼育できない物件がほとんどです。

もちろん中には、ペットOKのUR賃貸住宅があります。しかし、その数はかなり少ないため競争率が高くなることを覚悟しなければなりません。

また、ペット飼育の条件が一般賃貸よりも厳しいことがほとんどです。犬であれば10キロ以下、狂犬病予防接種の証明書提出などが条件とされます。猫は個体識別用のマイクロチップの埋め込み手術とその証明書提出を求められます。

参考:UR賃貸住宅「ペット共生住宅

家賃滞納への対応が厳しい

UR賃貸住宅は、家賃滞納に対して厳しい物件です。

前述の通り、UR賃貸住宅は入居希望者が多く常に誰かが空室になるのを待機している状態となっています。そのため、賃貸契約違反に対して厳格な対応を取り、待っている人に貸し出す体制を整えているのです。

3カ月以上の滞納があると訴状が送達され、最終的に強制退去を言い渡される流れが一般的です。もちろん、強制退去後も滞納した家賃の支払い義務があります。

滞納した家賃には、年14.56%の遅延利息が発生します。

UR賃貸住宅での一人暮らしが向いている人

UR賃貸住宅の一人暮らしは以下のような人におすすめです。

初期費用をなるべく抑えたい

初期費用を抑えたい方にはUR賃貸住宅はおすすめです。

一般的な賃貸物件では、礼金・敷金・仲介手数料、保証人がいない場合は保証会社利用料といった初期費用がかかります。これらすべてを合わせると、入居時に家賃の4~6カ月分が必要となることもあるでしょう。

しかし、UR賃貸住宅ではこれら初期費用のうち、礼金・敷金・保証会社利用料が不要です。そのため、初期費用を大幅に抑えられます。

長期間住む予定である

長期間住む予定がある人にもUR賃貸住宅はおすすめです。

一般の賃貸物件は2年毎に更新料として家賃1カ月分と手数料がかかります。2年に1回とはいえ、これは大きな負担となることでしょう。

UR賃貸住宅では更新料の支払いや更新手続きは不要です。そのため、2年以上の長期に渡って住み続けるのであれば、手間や負担を抑えられます。

ゆったりとした間取りを求めている

ゆとりある住環境を提供している点がUR賃貸住宅の特徴です。広いスペースで、周囲の環境も良い、快適な暮らしを実現できます。

UR賃貸住宅は全国に約70万戸あり、さまざまなタイプの間取りがあるため、間取りにこだわりたい人にもおすすめの物件といえるでしょう。

一人暮らし向けのお得なプランを利用できる

UR賃貸住宅では「URライト」「U35割」という一人暮らし向けプランを展開しています。URライトは定期借家契約で、借りる期間を限定することで家賃を抑えられるプランです。更新はなく定められた期間内で契約が終了しますが、借り主・貸し主の合意があれば再契約できます。

また、UR35割は3年の定期借家契約でその期間中の家賃がお得になるプランです。契約名義人が35歳以下の場合に利用できます。

お得なプランを利用したい方には、できるならばUR賃貸住宅がおすすめです。

自分好みの部屋にしたい

自分好みの部屋にDIYしたい場合もUR賃貸住宅はおすすめです。

UR-DIYというURが提供している住宅シリーズには、退去時の原状回復が不要という特徴があります。さらに、契約から3カ月間は家賃無料でマイペースにDIYできるのがメリットです。

参考:UR賃貸住宅「DIY住宅

高齢者である

UR賃貸住宅は高齢者の一人暮らしにもおすすめです。

UR賃貸住宅には「高齢者向け優良賃貸住宅」があります。床の段差がほとんどない・手すりを設置するといった内装の配慮もあれば、規定以下の年収の場合は家賃負担の軽減措置が取られるといった特徴もあります。

UR賃貸住宅での一人暮らしが向かない人

UR賃貸住宅での一人暮らしは、以下のような人には向いていません。

収入が不安定である

収入が低い・不安定な方は、UR賃貸住宅が向いていません。

UR賃貸住宅は家賃相場が一般的な賃貸物件よりも高く、家賃の4倍以上の月収が審査基準となっています。そのため、初期費用は抑えられますが、収入がそれなりに高くて安定していないと毎月の家賃で苦しい思いをしてしまうため、注意が必要です。

通勤・通学に便利なところを求めている

立地面での利便性を求める場合、UR賃貸住宅は向いていません。

UR賃貸住宅にはさまざまな物件があり、中には駅から近いところもあります。しかしそのような物件は数が少なく、基本的には最寄り駅からバスを利用するような立地にあります。そのため、通勤・通学の利便性を求めているのであれば、UR賃貸住宅は向いていないといえるでしょう。

設備が整っているところを求めている

UR賃貸住宅は、設備面の充実度を求めている方には向いていません。

UR賃貸住宅は築年数が古いところが数多くあります。リフォームやリノベーションを積極的に行っているものの、オートロックがなくエレベーターがついていないといったところも少なくありません。また、光回線を導入できない物件の場合は、インターネット速度に不満を感じることもあるでしょう。

ペットを飼いたい・飼っている

UR賃貸住宅ではペットを飼うのは難しいです。

UR賃貸住宅の中には、「ペット共生住宅」というペットの飼育ができる物件もあります。しかし、基本的にはUR賃貸住宅においてペット飼育はNGです。そのため、現在ペットを飼っている、将来的にペットを飼いたいという方には、UR賃貸は向いていません。

UR賃貸で一人暮らし物件を探す際のポイント

UR賃貸で一人暮らし用の物件を探す場合は、以下のポイントを押さえておきましょう。

公式サイトで物件を探す

UR賃貸の物件を探すのであれば、UR賃貸公式サイトを活用しましょう。

もちろん、UR賃貸の仲介を行っている不動産会社もあります。しかし、仲介の場合は申し込みまでにタイムロスが生じることが少なくありません。競争率の高いUR賃貸は、タッチ差で部屋が埋まることがあるので、なるべくロスは生じさせたくないものです。また、UR賃貸の中には仲介会社からの申し込みができない物件もあります。

気になる物件は内覧予約する

内覧したい物件があれば、すぐに内覧予約をしましょう。

UR賃貸は一般の賃貸物件と異なり、問い合わせ当日に内覧できることはほとんどありません。そのため、事前の予約が必要です。

現在は居住中の物件であっても将来的に空く予定がある物件もあります。そのような物件は、内覧の仮申込をしましょう。タイムロスなく内覧できるので競争率の高いUR賃貸では有効です。

複数物件を比較する

UR賃貸を選ぶ際には、複数物件を内覧して比較しましょう。

UR賃貸は全国約70万戸あり、物件ごとにさまざまな特徴があります。間取りや設備はもちろんですが、周辺環境や立地、インターネット回線、携帯電波の状態などをチェックしましょう。

複数物件を比較したうえで、自分にあったところを申し込むことで、契約後に後悔する可能性を減らせます。

まとめ:一人暮らしにもおすすめ!UR賃貸の特徴を知って自分に適した物件を選ぼう

今回は、UR賃貸での一人暮らしについて解説しました。

UR賃貸はファミリー向けと思われがちですが、1Kや1DKなどの一人暮らし用の間取りもあります。そのため、一人暮らし用にUR賃貸物件を契約できます。

UR賃貸は初期費用を抑えられ、住環境が良いところが多くあります。更新料は不要なので長期間住みたいという方におすすめです。また、家賃を抑えられるお得なプランもありますので、条件が合うのであればぜひ検討してみましょう。

ただし、UR賃貸は審査基準が厳しく、家賃が一般賃貸物件よりも高い傾向にあります。さらに築年数が古い物件も多く、オートロックやエレベーターがないといった設備面での不満を感じることがあります。また、駅から遠くてバス利用が前提の立地にある物件も多いです。

このようなUR賃貸のメリットやデメリットを考慮したうえで、本記事を参考にご自身にあったUR賃貸物件を探してみてください。

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この記事を書いた人

GMOサインが運営する公式ブログ「GMOサインブログ」の編集部です。
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