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派遣登録時に必要な履歴書の書き方がわからないとお悩みではありませんか。これまで履歴書を書いたことがない、または派遣登録が初めてという方もいらっしゃるでしょう。
そのような方へ向けて、この記事では、派遣登録に必要な履歴書の書き方やポイントを解説します。派遣の職歴の書き方も紹介するので、作成にお困りの方はぜひ参考にしてください。
派遣会社に登録をする際に、履歴書は必要なのでしょうか。派遣会社に登録した後は、別の会社で業務を行います。派遣会社で業務を行うわけではないのに、履歴書の提出が求められるのはなぜでしょう。
ここでは、派遣登録の際に履歴書が必要なケースと不要なケースを紹介します。
派遣会社に登録シートが用意されていない、または専用システムがない場合は履歴書が必要です。
派遣先に登録シートや専用システムが用意されている場合、一般的に履歴書は不要とされています。登録シートは面談時にその場で記載、専用システムは本人に聞き取りしながら入力します。いずれも希望条件や経歴などの個人データを記載(入力)するため、別途履歴書は必要ありません。
派遣会社に登録する際は、履歴書が必要かを確認しておきましょう。
紹介予定派遣の場合は、登録シートや専用システムがあっても履歴書の提出を求められるケースもあります。紹介予定派遣とは、一定期間就業した後に、派遣先企業と派遣社員が直接雇用関係を結ぶ予定のものです。派遣社員にとっては、正社員になる大きなチャンスです。
紹介予定派遣は後に正社員になる可能性があることから、事前に派遣先企業から履歴書の提出を求められるケースが多々あります。慌てて用意しなくても済むように、紹介予定派遣を受ける方は事前に履歴書を作成しておくのがおすすめです。
派遣先に提出する履歴書は、正社員の面接時に提出する履歴書と異なる点があります。派遣登録時に必要な記載事項を把握することで、履歴書作成もスムーズに進むでしょう。ここでは、派遣先に提出する履歴書の書き方を解説します。
履歴書に記載する項目はいくつかあり、それぞれに注意点があるため、項目別に確認することが大切です。
項目 | 記載内容 |
---|---|
日付 | 履歴書を提出する日 |
証明写真 | 登録日から3カ月以内に撮影した写真 |
学歴 | 高校以降の学歴を記載(中学校の卒業年を記載してもOK) |
職歴 | 学校卒業後の職歴を入社・退社にわけて書く |
免許と資格 | 免許や仕事に活かせそうな資格を記載 |
日付は、オンラインで派遣登録をする場合は履歴書を送信した日、事前に派遣先に郵送する場合はポストに投函する日を記載しましょう。
証明写真は派遣登録日から3カ月以内の写真を使用します。加工していると本人確認がしにくくなるため、手を加えていない写真を使用します。また、はがれてしまった場合に写真の人物が誰かすぐにわかるよう、裏に氏名を書いておきましょう。
学歴は、高校以降の入学・卒業の年次を記載しましょう(中学校の卒業年を記載してもOK)。職歴も入社・退社の年次を時系列に沿って記載します。
仕事に活かせる免許や資格を保有している場合も忘れずに記載しましょう。
派遣登録の履歴書に志望動機は必要ありません。正社員雇用に応募する際は、なぜこの会社を選んだのかを志望動機に記載する必要があります。しかし、派遣登録は事前に就業先がわからないため、なぜこの会社を選んだのかを記載できないのです。
派遣会社は個人データをもとに、スキルや希望とマッチングする企業に派遣します。派遣先の企業もそれを理解しているため、就業後に志望動機を聞いてくることは原則としてありません。
派遣登録を済ませた後に、スムーズに就業先を紹介してもらうには、履歴書を魅力あるものに仕上げる必要があります。人間性や考え方を把握できる志望動機の記載が不要な分、そのほかの項目で自身をアピールしましょう。
ここでは、履歴書を作成する際のルールとポイントを解説します。
履歴書の作成時にしてはならないのが、虚偽の内容を記載することです。自分自身をよく見せるために、虚偽の内容を記載したくなることもあるでしょう。しかし、就業後に嘘だとわかれば、社会的な信用を失うだけでなく、派遣登録を解除される恐れがあります。
たとえば、以下の項目での虚偽について考えてみましょう。
実際に通っていた大学よりもランクの高い大学を記載する、就業していた部署とは異なる部署を書くなどが挙げられます。派遣会社は本当に記載されていた大学に通っていたか、どこの部署で勤務していたかまで入念に調べるようなことは少なく、虚偽の内容を記載してもバレないと考えるかもしれません。
しかし、派遣先企業に、記載した大学に通っていた人がいたり、同じ企業に勤めていた人がいたりすれば、たちまち嘘だとバレてしまいます。嘘の申告によるリスクが大きいため、真実のみ記載しましょう。
また、職歴に空白期間があり、穴を埋めるために勤務期間を長く記載してしまうこともあります。就職活動や病気の治療など、空白期間の理由をしっかりと説明すれば、派遣会社も納得してくれるため、偽りのない期間を書くことが大切です。
履歴書に自己PR欄がある場合は、アピールポイントを厳選して書くことが大切です。自己PR欄は、自身についてくわしく説明できる部分です。自分はどのような人間か、どんな長所があって短所があるかを相手に伝えられるため、とくに力を入れて書いておきましょう。
なお、アピールする部分が多いほど魅力的な人間に見えるものの、文字数に限りがあるため、アピールポイントは厳選するのがおすすめです。
就業に活かせるスキルや経験は何かを考え、魅力を伝えられる文章に仕上げてください。
派遣社員の職歴があるけれど、履歴書にどう書けばいいかわからないとお困りの方も多いでしょう。派遣の職歴を記載するときに覚えておきたいのが、派遣会社に登録したことと、派遣先の就業・満了期間について記載することです。
派遣先について記載しても、派遣会社のことを書き忘れてしまう方も多いかと思います。しかし、派遣社員として働いた場合は、派遣元も書いておく必要があるため、忘れずに記載しましょう。
ここでは、派遣社員としての職歴の書き方をわかりやすく解説します。
1つの派遣会社に登録し、1つの派遣先に就業したケースは以下の通りです。
時系列に沿って、登録から派遣期間満了までを記載しましょう。
1つの派遣会社に登録し、2社以上の派遣先に就業したケースは以下の通りです。
いくつもの企業で働いた経験がある方は、就業と派遣期間の満了を別で書くのではなく、就業の後に満了年月を記載しましょう。職歴の欄は限られているため、派遣先が多い場合は1つにまとめることが大切です。
2社以上の派遣会社に登録し、複数の企業に就業したケースは以下の通りです。
2社以上の派遣会社・就業先がある場合も、できるだけまとめることがおすすめです。いくつもの企業で働いた経験がある方は、就業した時期と期間満了月がわからなくなる恐れがあります。年月を間違わないよう、正確に記載しましょう。
履歴書作成時に注意したいのが、退職ではなく、期間満了と記載することです。正社員は入社・退職と記載しますが、派遣社員は派遣先に雇用されたわけではないので、入社・退職のどちらも当てはまりません。仕事を開始した月は就業、仕事を終えた月は期間満了と記載しましょう。
派遣登録の際の履歴書に関する疑問点をさらにくわしく解決します。
履歴書と職務経歴書は、派遣会社から求められた場合のみ用意しましょう。個人の情報や学歴、志望動機などのさまざまな情報がわかる履歴書と、職歴や就業した部署、得たスキルなどのくわしい情報を把握できる職務経歴書は、内容が大きく異なります。
就業予定の人がどのようなスキルを持っているかくわしく知りたいと考える派遣会社もあるため、提出を求められた場合は早めに用意することがおすすめです。
原則として派遣先企業は履歴書や職務経歴書を見ることはありません。紹介予定派遣を除いて、選考のために派遣先企業が派遣労働者に履歴書の送付を求めることは、労働者派遣法によって禁じられています。
派遣会社には、履歴書が必要な会社と不要な会社があります。必要な場合は事前に作成しておかなければなりません。初めて履歴書を書く、または久しぶりに作成する方は、本記事で紹介した書き方を参考にしてみてください。
なお、派遣社員として複数の企業で働いた経験のある方は、職歴欄の書き方に気を付けなければなりません。正社員のように入社・退職を使わないので、言葉を間違えないよう注意が必要です。
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